福岡天賞堂【キャリバー400の全容公開！！ ORIS/オリス】新スタンダード - スイス独立系腕時計ブランド『ORIS/オリス』正規販売店/福岡天賞堂

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ORIS（オリス）は福岡天賞堂を含む正規認定販売店での購入品と、認定ではない並行輸入店という価格を下げて販売しているお店での購入品とで、定期アフターサービスの価格を大きく差別化しています。また、当店を含む正規販売店では並行輸入品の修理受付は出来ない場合がございます。予めご了承くださいませ。
ORIS（オリス）購入の際は福岡天賞堂含む正規認定販売店での購入を強くお勧めします。当店購入品に関しては一般価格から約50％割引きした価格で正規定期メンテナンス（オーバーホール）をお受けいただけます。 福岡天神の時計屋さん福岡天賞堂はORIS（オリス）の認定正規販売店です。
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こんにちは。 福岡天神の時計屋さん福岡天賞堂認定アドバイザー CWC（日本時計輸入協会認定ウォッチコーディネーター）の山﨑です。


2020年 10月15日の22時に全世界一斉ローンチされた“ORIS（オリス）”の完全新作機である自社製ムーブメント『キャリバー400』。
その新たなオリスの象徴となる『キャリバー400』を、余すことなく公開しますのでお見逃しなく！！
担当さんがこっそりと『キャリバー400』の現物を持ってきてくれたので、しっかりと写真も撮らせて頂きました(/ω＼)




日本時間の2020年10月15日、22時にオリスが新たなムーブメントの情報を公開。

『キャリバー400』。

5日間の超ロングパワーリザーブ。

180,000A/mの高耐磁性。

推奨オーバーホール期間10年。

【オリスの新スタンダード。】と、銘打ったこの内容に驚きが隠せませんでした。

上記内容を1つ1つ紐解いていきながら詳細についてもご説明していきたいと思います。



【5日間パワーリザーブ】
腕時計に多様性が求められる現代。
機械式、クォーツ式に始まり、スマートウォッチやファッションウォッチの台頭により、様々な理由で種類豊富な腕時計が存在し、また着用者自身にも様々な多様性が生まれ、必ずしも毎日同じ腕時計着けない。という方も多くなってきたと感じています。

そこで、機械式時計の駆動時間に各ブランドが着目し、現在では80時間(約3日)の連続駆動時間を標準としたブランドも存在しています。
今回、オリスは、現在の機械式時計のスタンダードとなりつつある、このリザーブ時間を大幅に上回る120時間(5日間)の連続駆動を、「ツインバレル」という香箱を二つ備えた仕組みを採用し、実現。
※香箱(機械式機械式時計の駆動力とあるゼンマイが収まっているパーツ)。

これにより、ゼンマイの巻き不足による停止や、精度不良。そして停止時に再度行わなければならなかった、時刻合わせや日付調整。それに伴うリューズへの負荷。という機械式時計のデメリットを更に軽減することとなります。

オーバースペックと言われればそこまでですが、メリット・デメリットを細部まで考えてもらうと、これほど嬉しいスペックのアップデートはないのではないでしょうか。
私自身、腕時計を販売する職業に就かせてもらい、機械式時計を着用する身で、この実用性の高いスペックは、やはり欲しくてたまらないですね。


【高度な耐磁性】
腕時計の不具合とされるものの半数以上が『「磁気」によるものとされる現代。
スマートフォンやパソコン、その他電子機器に囲まれて生活をしていると言っても過言ではない生活環境の中で、耐磁性は非常に重要なポイントとなっています。

今回、オリスは『キャリバー400』を製作するにあたり、シリコン製の脱進機やアンクルを採用。加えて、30以上の耐磁性パーツを使って、2,250ガウス(225ミリテスラ)の磁気に丸一日晒した後、日差10秒以内という高精度を可能としました。

最新のIOS規格(国際標準化機構)である、IOS764の基準の11倍の耐磁基準を誇る『キャリバー400』は、有名なロレックスのミルガウスや、IWCのインヂュニアの2倍を超える耐磁性能となっており、現代社会の日常生活で考えられる磁気に完全対応。

昨今、腕時計ブランド販売時に付属されるほとんどの正規保証には、この磁気に対しては保証対象外となっていることも多いため、万が一に備えるためにも、この高耐磁性は、必要なスペックの一つなのではないでしょうか。


【オーバーホールメンテナンス期間の延長化】
機械式時計には必須とされているオーバーホールメンテナンス(内部分解掃除)。
ほとんどのブランドで、これらメンテナンスの推奨期間が3年から5年とされている中、オリスの『キャリバー400』は、推奨期間10年と大幅に延長。
これは、機械式腕時計を着用するにあたっての維持費を大幅に軽減すると共に、手元から離れる機会と回数も大きく減らせる事で、より実用性を重視した着用が可能となる結果に直接結びつくのではないでしょうか。

これを可能にするため、オリスが新たに基幹部であるローターシステムを一新。
自動巻きにおいて、その役割の大部分を担う可動ローター部分は最も力の影響を受け、メンテナンス時に必ず注油などが必須になるパーツです。
ほとんどのブランドが販売している自動巻き腕時計は、ボールベアリングという仕組みでの可動という仕組みですが、オリスは限りなく低摩擦で可動を実現させるため、今回の『キャリバー400』で、スライドベアリングシステムを採用。
金属製のスタッドが潤滑スリーブ内で動き、シンプルで効率的でありながらも堅牢なこの仕組みは、故障を大幅に軽減させると共に、他パーツへの負荷を取り除き、従来の機械式時計のオーバーホール推奨期間として周知されている3年～5年という常識を打ち破る事となりました。


それに合わせるように、今回の『キャリバー400』に関して、オリスの正規保証が10年(MｙＯＲＩＳ登録することで)と、ミドルレンジとされる腕時計ブランドでは類を見ない長期保証となっています。
この10年という保証期間が、オリスの自信の表れ、そしてオリス自体が『キャリバー400』に期待をしている表れではないでしょうか。


それでは、今回のブログはここまでとなります。次回もよろしくお願いいたします。
福岡天賞堂の山﨑でした。




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